ピロティ様式の採用
PC業界初となるピロティ様式を採用しました。もともと、仏語の「杭(pilotis)」から来ていますが、建築業界においては高床式の1階部の吹抜けを指します。ルービックフレームによるリアルキューブ(正立方体)を完成させ、その重さを払拭させるべく、下層部に吹抜けを持たせ、浮遊感を出しました。
コルビュジェにより提唱された近代建築の五原則の一つでもある「ピロティ」を以って、PC業界において新しいデザインスタイルの定着を目指すべく命名されました。

ダイナミックシンメトリーな構成
M/BやI/Oポートの形状に伴い、中心軸線をずらすことによって、日本的なダイナミックシンメトリー(動的線対称)な構成にしました。それにより、ヴォイド(空虚な)スペースを低減させ、より密にコンパクトにデバイスモジュールを収めることに成功し、 このサイズのキューブケースでは最大級の高い拡張性をもたらしました。標準5inchドライブ2台、3.5inchドライブ1台、PCIカード取付時ライザーカードが不要です。

プチレトロなファサード
全体として、モダンなイメージを持つLUBIC PILOTISに柔和なイメージを持たせるべく、変形スリットを配しプチレトロなファサードを持たせました。デザインだけでなく、エアフロー効率も向上しています。

ハニカムカット6cmファンホールと27.5mm高M/Bスペーサー
バックパネルには6cmファンを2機搭載できるファンホールが備わっています。ファン自体は入手できますが、6cmファンガードの希少性からファンガードレスでもデザインを損なわないハニカムカットのファンホールになっています。
また高さ27.5mmの超高層M/Bスペーサーにより背面にカードスロットが搭載されているような特殊M/Bにも対応できます。さらに、余計なケーブルを格納したり、エアフローの面でも有益なスペースを持たせました。